「最近のマスコミは劣化している」それホンマか？？？？

           

(はじめに言っておくが筆者はマスコミの回し者などではない)

最近、「マスゴミ」などの言葉からもわかるように、マスコミを一方的に憎むような傾向が見受けられる。皆さんもそうではなかろうか。しかし、それは少しあたってはいるが、根底が間違っているように筆者は思う。そもそも、マスコミが事実でないことを報道するなんて、おそらくマスコミという概念が生まれたであろう明治・大正の頃から起きていることだろう。マスコミも企業であり、いかに早く情報を発信し、いかに多くの人に読んでもらえるかが重要なのだから、入ってきた情報をまともに吟味してない、というかしている暇がないのである。よってそこには当然、間違いも含まれることだろう。しかし、昔はそれは大した問題にはならなかった。なぜなら、昔の人は情報の吟味を個人個人が行なっていたからである。マスコミが流した情報をまともに考えもせず鵜呑みにするなどほとんどなかった。しかし、現代の人々はなんでも人任せ&責任転嫁の甘ったれた精神が染みついてしまった。これは、幼少期から甘やかされすぎたことが直接の原因だろう。だから、自分の頭で考えるということをせず、すぐマスコミに洗脳され、間違いだとわかったら「よくも騙しやがったな！！」と言わんばかりに叩きまくる。

それがよくわかる例が今回の新型コロナウイルスだろう。マスコミは例のごとく、ヒステリーを起こしてウソと事実をごっちゃにして報道する。しかし、現代人には自分で考えようとしないから、「〇〇新聞が言っているのだから間違いない！」といってまんまと洗脳される。しかし、後で嘘だと判明するから、「俺は最初から怪しいと思っていた」とかデタラメをいって、それを叩く。でも学ばないから、また洗脳される、の繰り返しでまったく成長しない。反省しないからだ。

受験勉強などで例えると、、間違えた問題に対して、「俺はわかっていたんだ」とか何とか言って自分の間違いを頑なに認めないのと同じ。これでは勉強する意味がない。だからいつまでたっても成績は上がらず、マスコミに騙され続けるのだ。マスコミはたしかに劣化しているかもしれない。しかし、マスコミが嘘を報道するなんて昔からあるのだから、マスコミより国民の劣化の方が著しいと言えるだろう。

日本国民は、劣化にいち早く気づき、考えようとしなければならない。